メルセデス・ベンツ日本は、フルモデルチェンジしたフラッグシップの『Sクラス』の導入を開始した。
「Sクラスは1972年に発売されて以来、いつの時代もその時点で持てる全ての技術を搭載し、世界の自動車の指標とされてきた」と語る。
そして2013年以来8年ぶりの全面改良となる新型は、「デザイン、技術、安全性、快適性の全ての面においてお客様が求めるラグジュアリーとは何かを突き詰め提案する。まさにこれからのクルマの姿そのものだ」という。
新しいデザイン
ヘッドライトは、Sクラスならではの3点が光るデイタイムドライビングライトを備えており、先代より上下方向に薄く、全体に少し小さく、エッジの効いたデザイン。
レズニック氏は、このヘッドライトは好きなデザインのひとつと挙げ、「今までにないもの。もちろん片側130万画素という技術的な傑作だが、デザインの観点からも傑作だ」という。具体的には、「メルセデスの典型的なアイブローと3つの丸いアクセントを従えた青いライトと4つのレンズを備えており、まるで宝石のようだ」と表現。
短いフロントオーバーハングと長いホイールベース、バランスの取れたリアオーバーハング、流麗さを感じさせるCピラー、そしてフロントアクスルからAピラー下端までの長さを長く取るなど、ラグジュアリーセダンの基本プロポーションをまとっている。また、メルセデスベンツでは初めて、格納型のドアハンドルが採用された。
豪華になった内装
ボディサイズを大型化した効果で、新型はインテリア空間が拡大した。従来型に対して、前席のひじ周りのゆとりは38mm広がった。後席は、頭上空間が16mm、ひじ周りの空間が11mm(ロングボディ)~23mm(ショートボディ)、足元の空間は24mm(ロングボディ)~41mm(ショートボディ)、それぞれ拡大している。
新型Sクラスのインテリアは、次のレベルを目指した。デザイナーは、優雅さ、高品質、軽さを追求し、ラウンジのような心地よい雰囲気を作り出した。
新開発のシートは、流れるような立体的なデザインが特長だ。新設計のヘッドレストを採用した。運転席のリクライニングの調整範囲と角度は、大幅に改善されているという。後席を独立2座とした場合、後席の間には大型のウッドトリムが装着される。後席は、リクライニングシート機能、折りたたみ式センターアームレスト、ビジネスセンターコンソールなど、最大5つの仕様から選択できる。
価格
オプションや安全装備を付けると乗り出し価格は2000万円台になるでしょう。
上記にある写真はオプションの21インチホイールが装備されている。
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