トヨタ自動車の米国部門は12月21日、製作を進めてきたワンオフモデル、『GRスープラ・スポーツトップ』(Toyota GR Supra Sport Top)世界初公開しました。
GRスープラ・スポーツトップは、『GRスープラ』をベースに、脱着式の「スポーツルーフ」を備えたオープンモデルになる。このスポーツルーフは、3代目(日本では初代)スープラ(A70型)、4代目(日本では2代目)スープラ(A80型)に用意されていた「エアロトップ」のように、ルーフの頭上部分だけを取り外すことができ、オープン走行が楽しめる仕様となる。
現在でも人気の高い4代目スープラ(A80型)に敬意を表すのが狙い。また、1990年代にトヨタが用意していたエアロトップへのオマージュとしての意味も込めているという。
ルーフの切断作業は難航
ルーフのカット作業を主導した。エアソーによる作業は、当初難航し、30分でおよそ25mmを切断することしかできなかった。そこで、別の切削工具を試したところ、最終的にルーフを切断できたという。
車両のフレームの大部分を補強することにより、構造的な剛性を確保した。取り外し可能なルーフは、トランクに収納できる。「Tトップ」車とは異なり、中央にセンターバーはなく、頭上の開放感を追求している。切断後も残されたキャビン後方のルーフは、ブラックピアノ仕上げ。
デザイン エクステリア
エクステリアでは、GRスープラのボディサイズに合わせた大型リアウィング、円形テールライトなど、クーペ同様に80スープラのスピリットを継承しています。フロントエンドにはリップスポイラー、リアにはセンター2本出しエキゾーストパイプ、ディフューザーなど。。
HRE製のホイールもスポーティーで似合っている。
パワートレーンは、3.0リットル直列6気筒ターボエンジンを「Precision Turbo&Engine」製のターボチャージャーに変更。これにより最高出力は500hp以上を発揮します。
トヨタ自動車の米国部門は今回、GRスープラ・スポーツトップの製作過程を紹介した最新映像、「The Final Look of GR Supra Sport Top: Episode 3」を、公式サイトを通じて公開している。