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日本初上陸『アポロ IE』お披露目と納車式が行われた

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写真:genroq

香港に拠点を置くベンチャーキャピタルのWe Solutions Ltdは、2019年にアポロ オートモビルを傘下に収めたのに続き、2020年1月からはアポロの名称を冠した新グループ「APOLLO FUTURE MOBILITY GROUP」として展開すると発表した。

 

 

「We Solutions Ltd 新事業戦略・新グループ体制発表会」の会場には、日本初上陸となるアポロ IEの市販バージョンがディスプレイされ、さらにその個体のオーナーへの納車式も行われた。

 

APOLLO FUTURE MOBILITY GROUP

 

アポロとはグンペルト・シュポルトヴァーゲン社がかつて生産し、世界最速記録を樹立したスーパースポーツの車名。そしてグンペルト・シュポルトヴァーゲン社が2013年に経営破綻後に再建された際、世界最速記録保持車の高い知名度からアポロ・オートモビルを名乗るようになる。

 

そして今回、そのアポロ・オートモビルを傘下に収めたWe Solutions Ltdも、同様にアポロの自動車業界における知名度を利するため自らのグループ名をアポロ フューチャー モビリティ グループへと変更し、事業への本格参入を強く印象づける事となった。

 

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(旧We Solutions Ltd)はこれまで多種多様な業態への投資を行ってきたが、その中には日本発のEVベンチャーカンパニー・GLMも含まれる。ピュアEVのトミーカイラGG市販化を始め様々な企業とその技術力で協業を果たしているGLMは、AFMGのアドバンスド・テクノロジー・ジャパンとしても展開していくという。

 

さらに、2019年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで披露されたデ・トマソP72や、アウディeトロンGTの開発にも参画しているドイツのIdeenion(イデニオン)もAFMGに参入することが発表された。イデニオンはグループのアドバンスド・テクノロジー・ヨーロッパという位置づけになる。

 

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発表会場に持ち込まれたアポロIEはすでに限定生産台数の10台すべてがソールドアウトしているが、IEで培ったオールカーボンシャシーなどのコアテクノロジーは今後AFMGがプロデュースするハイパーカーに投入される予定だ。その萌芽はすでにカタチとなっており、例えば、デ・トマソP72のユニットやシャシー他多くはアポロIEと共通のものになっている。

 

ディスプレイされた IE

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この見た目で公道走れちゃうなんて...

 

 

「IE」は、排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力780ps、最大トルク760Nmを発揮するハイパフォーマンスモデルで、ステアリングホイール後ろにはパドルシフトを設けた6速ATのトランスミッションを保持。大量のカーボンファイバをシャシー(クラッシュボックス付のカーボンファイバモノコック)とボディパネルに採用により車体重量は1,250kg、前後重量配分は45:55を実現。
パワーウェイトレシオは1.6kg/ps、0-100km/hの加速時間は2.7秒というランボルギーニ「アヴェンタドールSV」の2.9秒よりも速い驚異的な数値をたたき出しています。
足回りについては、レーシングカーからインスパイアした専用サスペンションとブレンボ製カーボンセラミックブレーキを搭載のため、強力なブレーキング性能を発揮します。

 

最高速度は時速333キロに達するモンスターマシンです。

 

 

価格は?

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アポロ インテンサ・エモツィオーネは10台のみが製作され、その価格は270万ドル(約3億1000万円)と発表されています。

 

購入者には、アポロが開催するタイムアタックイベントへの参加権利が与えられるほか、今後開発されるアポロ車を優先的に手に入れることができるようになります。

 

一度は見てみたい車です。

 

公道走行動画

 

www.youtube.com