ポルシェは現在、『911』(992世代)ファミリーの開発を進めているが、その派生モデルの一つである『911タルガ』新型プロトタイプの姿を捉えた。
捉えた開発車両は、リアエンドの「PORSCHE」バッジとテールライトの一部にステッカーが貼られているだけのほぼフルヌード状態。
ポルシェ 911タルガ
全体のデザインは911新型と同じだが、ルーフのサテンブラックパネルと、その後ろの厚いロールフープ(タルガバー)やリアガラスが異なっている。ルーフ開閉は、これまでと同様に全自動でZパターンに折り畳まれ、リアへスライドするシステムが予想される。
キャビン内には刷新されたインストルメントクラスタ、10.9インチの大型インフォテイメントディスプレイなど、タルガトップを制御するスイッチを除いて他の911ファミリーと共有。
パワートレインは、カレラ同様に3.0リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は370psを発揮、『タルガS』は最高出力443ps、『タルガGTS』では460psまで向上すると見られる。
ワールドプレミアの時期は不明だが、この完成具合からも年内に世界デビューがあるかも知れない。
タルガGTS
グリーンボディのプロトタイプ同様に「Xダイナミック・ヘッドライト」を装着し、リフレッシュされたフード、ワイドフェンダー、LED水平ストリップライトなどが見てとれます。しかし、クワッドエキゾーストパイプパイプを装着していることから、高性能モデル「タルガ4 GTS」と思われます。
ベーシックな「タルガ4」のパワートレインは、3.0リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は現行モデルの370psから380psへ向上。、「タルガ4S」では最高出力が420psから450psへアップすると見られます。そして最上級「タルガ4 GTS」では、最高出力450psから470psへブーストアップされ、0-100km/h加速は過去最速の3.5秒と予想されています。
9月のフランクフルトモーターショーでは、「911タルガ4」のデビューが期待されており、「4S」「4 GTS」など高性能モデルは2020年以降に登場予定です。